効果的なクラウドイネーブルメント戦略を立てるために問うべき7つの質問
クラウドイネーブルメントは多面的なプロセスですが、クラウドイネーブルメント戦略を立て始める際に考慮すべき質問があります。以下にいくつか挙げます。
1. 組織の目標は何か?
その目標に合わせてクラウドイネーブルメント戦略を立て、戦術的でなく、包括的で戦略的なアプローチを採用します。
2. ITインフラストラクチャの現状は?
顧客向けプラットフォームだけでなく、従業員向けのプラットフォーム、ハードウェア、ソフトウェアについても検討します。すべてのレガシーシステムと技術がどのような影響を受け、クラウドで利用するためにアップグレードが必要かどうかを把握する必要があります。
3. クラウドにはどのような選択肢があるか?
クラウドベースのプラットフォームやアプリケーションが備える機能、および相互の連携可能性や既存のオンプレミス型ソリューションとの統合方法を確認し、組織の目標に基づいて取り組みの優先順位を決定できるようにします。
4. セキュリティとコンプライアンス面のニーズは何か?
クラウドへの移行がセキュリティとコンプライアンス要件にどのように影響するか、こうした面におけるクラウドベンダーの支援経験の有無を確認します。このプロセスは、パブリック、プライベート、ハイブリッド、マルチクラウドのどの環境が必要かを判断するのに役立ちます。
5. 社内にはどのようなリソースがあるか?
組織のクラウドの優先事項を実行するための社内リソースや専門知識が不足する場合は、クラウドイネーブルメントを支援するパートナーを評価します。
6. 予想されるROIは?
ROIも重要な要素であり、質問7に「はい」と回答するうえで特に重要です。Hylandをはじめとする多数のクラウドベンダーをパートナーにすると、ROIと実践的データの両方を獲得できます。クラウドへの資本支出は営業費用に転換することが多いため、予算への影響を考慮すると、計画を立てやすくなります。
7. リーダーシップの賛同を得ているか?
これは必要不可欠な要素ですが、質問や一般的な反対意見への対処に苦労している場合は、クラウドのビジネスケースの構築方法と効果的な返答方法に関する当社のガイドをご覧ください。