Oracle PeopleSoft Enterprise統合

多額の投資を行ってPeopleSoftを組織に導入し、組織内のユーザーが日々の業務における中心的な業務アプリケーションとして使用している場合、PeopleSoftではトランザクションに関連するデータしか管理することができず、関連する文書を管理することはできないため、その有効性には限りがあることがあります。また、必要な関連情報が様々な場所に散在しているため、その検索に時間を費やし、PeopleSoftアプリケーションへの投資を最大限に活用できていない場合があります。

Oracle PeopleSoft EnterpriseとOnBaseを統合することで、ユーザーは使い慣れたPeopleSoftのインターフェースから直接文書を管理することが可能になります。検索を行ったり、他のアプリケーションを開いたりすることなく、ボタンをクリックするだけで関連する文書を閲覧することができます。この統合によって、システム間のデータも同期化されるため、PeopleSoftでデータレコードにアクセスする場合や、OnBaseで業務プロセスを管理する場合も、常に最新の情報を得ることができます。

OnBaseでは、使用中のERPシステムから直接、トランザクションに関連する情報と文書にアクセスすることができます。Eメール、スキャンされた画像、電子文書、フォームといった、トランザクションを処理する上で必要なすべての情報を使用中のエンタープライズシステムから即時に利用することが可能です。情報のキャプチャ時に、OnBaseは自動的にトランザクションデータから値を抽出するため、手作業による文書のインデックス作業を排除し、業務プロセスサイクルを短縮することができます。多くのOnBaseのERP統合は、リアルタイムの更新を行うことができるため、最新かつ完全な情報が双方のシステムに存在する状態を確保することができます。